2014年2月
メモ書き程度に。あとで書き足す。かもしれない。
エンダーのゲーム
映画版観た。駄作。無伴奏ピアノ読んだ方がいい。新訳出るらしいし。
ウルフオブウォールストリート
何事につけ桁外れな原作からしてバカに面白いが、それを誇大妄想狂の狂言的な嘘つきなカメラで映像化した点がさらに面白い。ディカプリオのドヤ顔PVが基本延々続くんだが、要所要所でカメラが酔いからさめて淡々と「はい逮捕ねー逮捕」「えっえっ?」みたいになる。その落差が快感だし、その時のハシゴ外されて一瞬キョトンとしてるレオ様もまたよい。
ベルリン陥落(1949、ソ連)
これは退屈。わりと叙事的な、歴史再現系の戦争映画。本物のT-34がたくさん出てくるのがウリだが、そういうことなら戦後東欧映画はわりとみんなそうだしなあ。『ヨーロッパの解放』があらゆる意味で上位互換なのでこれ観る意味はあんまないと思う。
役者はわりと似てて、それは見どころかも。ゲッベルスとモロトフが特に似てる。ヒトラーも似てるし演技がよい。最近の解釈傾向とはズレるけど、「狂人ヒトラー」系の芝居として好演。あと、ゲーリングが妙に厭世的なシニシストに描かれててカッコイイ。モルヒネデブ系の戯画化ではなくて、ニュルンベルクでの雄弁的な姿を重視した解釈。映画全体としては、彼を「ヨーロッパの守護者」として描くことで、英米含む西欧vs社会主義ソ連、という対立軸を張ってる感じ。さすがソ連映画。
あとは1949年という製作年自体の面白さというのがあるかも。たとえば最後、ポツダムにスターリンが降り立つシーンで唐突に「ギリシャ国民はソ連に感謝します!」みたいなカットが入る。なんで北ドイツでギリシャ人がスターリンを祝いに来るんだ、という謎シーンなわけだが、おそらくはギリシャ内戦向けの宣伝カットなのだろう。そういう現実社会との妙な交錯が楽しい。いや、重ねて言うが、本編はめっちゃ退屈なんだけどね。
コードギアス 亡国のアキト1
再訪。やはり1はつまんない。あと歴史ネタがちょっと雑に感じる。話の冒頭、キャラ顔見せと戦闘シーンアピールのためにEUとブリタニアがペテルブルクらへんでバトるわけなんだが、その戦いが「ナルヴァの戦い」。まあ、戦いの中身は包囲下に置かれたEU軍部隊を救出できるかみたいな感じで、念頭に置かれてるのはコルスン包囲戦にむしろ近そうなんだが、とにかく明白に独ソ戦の本読みながら書いた戦略級から作戦級なホンなわけだ。ところが本編観進めると、包囲されてるのはどうやらたったの1個連隊。そりゃないぜ! まあ女主人公の階級が開始時少佐だから、それに合わせたのかな。にしてもなー。
コードギアス世界の拡張という意味では面白い。この世界はたしかアンジュー帝国存続→百年戦争でプランタジネット勝利→英仏で謎貴族社会成立(だからブリタニア王族なのにシャルルとかルルーシュとかいうフランス名なんだろう)→でも18c末の革命で貴族層は欧州とブリテン失陥、みんなで新大陸に逃げる、みたいな流れだったと思うんだけど、その革命あたりの話がちょいちょい補足されてた。曰く、革命ヨーロッパではナポレオンが戦争で大活躍して皇帝になろうとしたんだけど(この辺はR2の授業シーンで、トラファルガー海戦云々てことでミレイ会長が喋ってたはず)、共和国にバレて断頭台で処刑されたんだって。それ以来EUは共和政でやってきたんだって。なるほどー。真綾さんも日記書くときに普通に革命歴使ってるし。なかなかシビれる世界だ。
先日RING of REDという、それ自体としてはわりとダルい感じのゲームのプレイ動画見てて思ったんだが、架空戦記・架空歴史系のコンテンツは謎の神経刺激があって中毒的に心地いい。あれとこれがつながるってだけできゅぴーんってクるわけだ。パラドゲーの快楽とは私の場合また違うものと感じられるし。何なんだろうな。
ウィッチクラフトワークス
8話くらいまで見たかな。キモウトがいい感じだと思いました。いちいちデザインがいい。緑とかオレンジとか薄紫の色使いに痺れる。面長ないし馬面なのにちゃんと美人に見えるキャラデも面白い。