pathfinder

世界を暴く

2013-01-01から1年間の記事一覧

2013年の音楽

いちおうエントリを立てるんだが、今年は音楽をマジで聴かなかったのでなんとも言えない。とはいえ書かなかったら書かなかったで本当に思い出せなくなってしまうので、備忘録的に。 うるさいの うるさいやつだとCarcassのとProtest the Heroはかなり聴いた。…

ハピメアFDのOPいいね

ひさしぶり。最近は本を読むための本を読むための本を読むみたいな生活で、すっかりまいっちまって文字だけの夢を見る。文字だけ、というか言葉ないし命題だけが脳裏に浮かんでは消えてく抽象的な夢を見るわけだ。ジャーナリズム科学めいた説明をつければ俺…

ラディカリズムの条件

ひととひとを噛みあわせる曲芸師が 舞台にのせようとしてもおれは信じない 殺害はいつも舞台裏でおこなわれ 奈落をとおって墓地に埋葬される けれど おれを殺した男は舞台のうえで見得をきる おれが殺した男は観客のなかで愉しくやっている おれは舞台裏で …

これゾンのでかいフィギュア超ほしい

これはゾンビですか?オブ・ザ・デッド セラフィム バニーVer. (1/4スケール PVC製塗装済み完成品)出版社/メーカー: フリーイング発売日: 2014/03/31メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログ (2件) を見るこれはゾンビですか?オブ・ザ・デッド ユーク…

見田宗介と黙示録

未来展望の社会学 (定本 見田宗介著作集 第7巻)作者: 見田宗介出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/04/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るロレンスを読み返したらかなり面白かったので、続いて吉本隆明のマチウ書をめくり直しているん…

ロレンスの黙示録論

黙示録論 (ちくま学芸文庫)作者: D・H ロレンス,福田恆存出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/12/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (15件) を見るまどマギ新編に関係あったっけな? とか思って引っぱりだしてみたが、あまり…

自意識の球体

メタい話をするとこのブログはつまんなくなったよね。一貫した視座というものを失って、俺という一個の人間の脊髄反射的な情動が開陳される場に成り果てている。で現実の俺というのはこれはもう果てしなくみじめな人間なわけだから、それをそのまま出せばつ…

ヴァルヴレイヴのスピンオフマンガ

流星の乙女 革命機ヴァルヴレイヴ 流星の乙女 (1) (電撃コミックスNEXT)作者: 大堀ユタカ,永井真吾,サンライズ出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2013/10/26メディア: コミックこの商品を含むブログを見るサキちゃん視点のスピンオフ。乙…

叛逆の物語二回目

ネタバレ感想です。 見方を変えます 見てきました。だいぶ見方が変わりました。初見時俺は、百合映画として見るのダルいから、正義論として見ていくということを言ったんでした。結論から言うとこれは無理筋でした。俺が間違ってました。百合映画として見て…

リチャード三世って落ち着きないよね

リチャード王 さあ、天幕を張れ、このボズワースの野に。サレー卿、何をふさいでいるのだ? サレー 心は見掛けの十倍も軽うございます。 リチャード王 ノーフォーク卿── ノーフォーク は、こちらに。 リチャード王 ノーフォーク、いよいよひどい目にあうのか…

革命機ヴァルヴレイヴED3フルで聴いたらメチャ面白かった

REALISMアーティスト: ELISA出版社/メーカー: SME発売日: 2013/10/23メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る革命機ヴァルヴレイヴ、見てますか? とにかくキレすぎてて面白いのかつまんないのかも俺にはもう分からないですが、確かに言えることには…

反逆と叛逆

忠誠と反逆―転形期日本の精神史的位相 (ちくま学芸文庫)作者: 丸山眞男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1998/02メディア: 文庫 クリック: 19回この商品を含むブログ (25件) を見る (……)謀反とは君主(この場合は天皇)に対して現実に危害を加え、または…

まどかマギカ、魂に対する態度

叛逆の物語のネタバレ考察です。(11月9日追記:二回目を見て、大いに考えを変えました。そのことをこっちで書いています→叛逆の物語二回目 - pathfinder。以下で書いてる話より真っ当だと思います。ただ俺には天国と地獄は時間の外にあるという固有の信仰が…

叛逆の物語ファーストインプレッション

(11月3日追記:続きを書きました→まどかマギカ、魂に対する態度 - pathfinder。考えを改めたところがあるので、併せて読んでもらえるとうれしいです)劇場版魔法少女まどかマギカ、叛逆の物語を観てきた。非常に面白く観た。と同時にひどく混乱させられてい…

結城明日奈と付き合いたいという共同幻想

SAOのアスナという女と付き合いたいという言説があるわけだ。結構なことだが、でもお前らそれ本気で言ってるのかとも思う。SAOのアスナと付き合いたいと言ってるヤツらの過半までは、実際にはそんなこと思ってないだろというのが俺の観察だ。というのはアス…

ヴァルヴレイヴ、オタクのプロダクトデザイン

革命機ヴァルヴレイヴについてはロボアニメとしてクソだって批判があります。批判者の声をよく聞いてみると、とりわけリアルロボットの文法を無視しまくってる点を叩いてることが多い気がします。この手の人々からする批判の焦点の一つとなるのがヴァルヴレ…

アダム・スミスのハーレム論

法学講義でハーレムについて語るスミス アダム・スミス 法学講義 1762~1763作者: 水田洋,篠原久,只腰親和,前田俊文出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2012/05/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る色々あってアダム・スミスの法学講…

革命機ヴァルヴレイヴ#15 カルルスタインへの帰還

結構忙しい話だった。特に重要な点は三つくらい。 エルエルフの過去 第一にはエルエルフという裏主人公の過去設定がまた少し明らかになったこと。なんか月姫の七夜の里みたいなとこで(というとアレだからもう少し偏差値高そうな例えをすると、イスマーイー…

Amazon MP3ストアで楽曲が250円分無料ダウンロード可能 11月10日まで

via 【2ch】ニュー速クオリティ:AMAZONでMP3 250円分無料ダウンロードキャンペーン実施中このまとめ記事にもある通り、クラシック100曲パックとかも落とせる。俺は50曲入りのヴァイオリン協奏曲集を落とした。これでしばらく作業用BGMには困らない。50 Must-…

革命機ヴァルヴレイヴ#14 大気圏の兄妹

感想 脚本が、うまいかまずいかで言えばまずいのだと思う。大気圏に突入しようとする主人公たちは敵に気付かれ襲われるのだが、なんで気付かれたのかというと生徒会長君が画面をうっかり誤タップしたからである。そりゃないぜと思う。で、その窮地を主人公た…

回復魔法について

回復魔法というのがある。ゲーム的には使うと自分とか他人のHPが回復する魔法なわけだが、そのような数字表現であらわされてるのはたぶん、切り傷とかがスーッと塞がるという事態だろう。で、この「切り傷がスーッと塞がる」って、よく考えると結構怪しいと…

明後日発売のアニメワルロマOPがかなりキてる

最近は何を聴いても感動的に響いてしまう俺の耳なんで信用を求めるのではないですが、でも橋本みゆきのアニメワルロマOP、これはかなりキテると思います。ストリングスのアレンジが楽しいです。ま、歌詞なんかは世界諦めてる(眼中にない?)感あるのでこの…

エリジウムつまんなかった

壮大なSFかと思いきや…… タイトルの通りです。楽しみにしてたけど肩すかしくらった。これはスペースコロニーの金持ちに底辺な地球人が挑むSF映画みたいに宣伝されてます。実際、導入もそんな感じです。22世紀、地球人口爆発、環境もヤバい、なので金持ちはさ…

なぜか高潔そうに見える二股男

浮気とか不倫というと理性vs情念の問題みたいな気がする。悪いと分かってるんだけど欲望には勝てなくてやってしまう、というように。でもその像は間違ってないにしても全面的に正しいわけじゃないかもしれない。特に、高潔な人物の傾国の悲恋みたいなのを描…

都美にターナーが来る

絵画などにはまるで興味ない粗野な俺であるが、ターナー(とグリューネヴァルト)だけは話が別で、蒐めた画集を折りに触れ眺め返したりしてるのである。中期以降の海洋画が特に好きだ。一般的な褒めどころとしては空気遠近法と色彩ってとこになるんだろうが…

思考訓練の場としての英文解釈の3巻が出るらしい

出版社のHPをたまたま見て知った。 育文社 | トップページ 〜教育文化を育む育文社の書籍〜 で、ついでにスレも覗いたんだが、そうしたらどうも著者が亡くなった風でもある。ご冥福をお祈りします。 ◇◇ 思考訓練の場としての英文解釈PART4 ◇◇ 『思考訓練の場…

同級生応援団

同級生ってのは、ザコです。ゴミです。時代は妹とか異世界人です。特殊な背景を背負った女以外は女に非ず。同級生ヒロインみたいなパンピーはお呼びじゃない。すっこんでろ。でもそれだと困るわけです。負け犬があらかじめ判然としすぎてると正妻戦争の緊張…

クッキークリッカーについて

究極の数字いじりゲーだと言われてて実際その通りなんだが、加えて言えばマッドでイルなSFだから面白いのだと思う。牧歌的なクッキー焼きゲームだと思ったらいつの間にか冒涜的で宇宙的な諸々に囲繞されているというのがイイのだ。冒涜的で宇宙的ってのはど…

死んだお前を懐かしむ者はいない

過去を懐かしむということがある。あるいは現在に過去を透かし見て懐かしむということがある。これは理性というよりは感情の問題で、わけもわからず懐かしいのだ。なんで懐かしいか。まあ答えはないわけだが懐かしさが何の役に立ってるかってことはわかる。…

正義の味方のみじめな卑小さ

王宮で怠惰に禄を食もうと名乗り出てくる男どもをばっさばっさと薙ぎ払ってく人事官であるあなたのもとに、今日も二人の男がやってきた。両人のことを仮にA、Bと呼んでおこう。Aは北の寒村出身の若者だ。武官志望というが筋肉には乏しく、時折覗くカンのよさ…