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世界を暴く

雑記

同級生応援団

同級生ってのは、ザコです。ゴミです。時代は妹とか異世界人です。特殊な背景を背負った女以外は女に非ず。同級生ヒロインみたいなパンピーはお呼びじゃない。すっこんでろ。でもそれだと困るわけです。負け犬があらかじめ判然としすぎてると正妻戦争の緊張…

クッキークリッカーについて

究極の数字いじりゲーだと言われてて実際その通りなんだが、加えて言えばマッドでイルなSFだから面白いのだと思う。牧歌的なクッキー焼きゲームだと思ったらいつの間にか冒涜的で宇宙的な諸々に囲繞されているというのがイイのだ。冒涜的で宇宙的ってのはど…

死んだお前を懐かしむ者はいない

過去を懐かしむということがある。あるいは現在に過去を透かし見て懐かしむということがある。これは理性というよりは感情の問題で、わけもわからず懐かしいのだ。なんで懐かしいか。まあ答えはないわけだが懐かしさが何の役に立ってるかってことはわかる。…

正義の味方のみじめな卑小さ

王宮で怠惰に禄を食もうと名乗り出てくる男どもをばっさばっさと薙ぎ払ってく人事官であるあなたのもとに、今日も二人の男がやってきた。両人のことを仮にA、Bと呼んでおこう。Aは北の寒村出身の若者だ。武官志望というが筋肉には乏しく、時折覗くカンのよさ…

幻影ヲ駆ケル太陽3話における主人公の自己正当化の正義と欺瞞

幻影ヲ駆ケル太陽というアニメが放送中である。大傑作とは言い難いと思うがところどころに見所はあって、なかなか憎めない作品だ。特に3話で主人公の自己正当化の問題を処理してみせた手際には少々ぎょっとさせられるところがあった。この作品の3話というの…

動機がない

動機がない時代である。「エントリーシート 書き方」でググろうとすると真っ先に「志望動機」がサジェストされる。まあこれだけ豊かな社会でありながらギラギラと何かを渇望してる奴らばかりというのもそれはそれでヤバい気がするので、これはそんなに悪いこ…

懐疑論者は体制の走狗だ、潰せ

タイトルは釣りかつ煽りだが間違いではない。懐疑論者というと通俗的にはニヒルな反体制の狂犬みたいに捉えられがちである;だがそれは嘘だ。そういう主張をするタイトルであって、綴り間違いではない。もちろん、常に不平をこぼすかへらへらするかしてる懐…

映画『風立ちぬ』に覚える不満

感覚を愉しませる点は多いがメッセージをまともに受け取る映画ではないと思う。メッセージそれ自体がダメだということではなく、メッセージに相即した表現がなされていないのである。本作のキャッチコピーには「生きねば。」とある。これは込められたメッセ…

「アスカと綾波どっちが好きですか?」

という質問をされた。丸々三秒は硬直して絶句した。それにしても何で俺は硬直して絶句する必要があった? その後、うーんマヤさんがいいねぇなどと茶を濁しながら考えた結果、想到したのは次のような結論だ。アスカと綾波のどっちが好きかという質問は危なっ…

私がモテないのはどう考えても私が悪い

非リアの問題は非モテの問題であるという悪質なデタラメ 非モテという問題があるらしい。モテたいけどモテなくて、モテないのはつらくて、つらいのは問題だという話である。ここに、本当はモテたいくせに普段は「いや俺モテたくねーし、全然モテたくねーし」…

挙証責任はどっちにあるのか

次のような会話を考えることができる。「このアニメはクソだよ」 「何を以てクソと言うんだ? 証拠を挙げろよ」あるいは次のような会話を考えることもできる。「このアニメは神だよ」 「何を以て神と言うんだ? 証拠を挙げろよ」両方の場合で議論の構造はま…

DQNアニメをDQNを正当化してるという点で以て叩くのは不当だ

個人的な不快感からある作品をクソアニメと呼ぶことは不当だ あるアニメ作品に、気に入らない人物、気に入らないアイテム、気に入らない考えが出てきて、それが正当化されるということがあるわけだ。そのような時われわれは不快を感じ、その作品をクソだと呼…

承認論の心理学的基礎?

ひさしぶり。元気? 俺は全然元気じゃない。というわけで自己啓発本とかを読むわけだが、そんな中発見するのは社会心理学の通説がここ十数年の間でもけっこう変わってそうだってことだ。スタンフォードの自分を変える教室作者: ケリー・マクゴニガル出版社/…